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2008年11月15日

7・7日忌で思う

先日、2件ほど飛び込みで7・7日忌の依頼がありました。
どちらも、別のお寺で葬儀を行っていました。
急に7・7日忌だけを神宮寺でするのか、尋ねてみました。
そこには、現代の葬儀事情が反映されている問題があります。

1件は、葬儀社が連れてきた僧侶にお願いしたが、
もともと面識は無く、寺院名も連絡先も分からない。
さらには、その人から今後は寺院を変えても良いと指導されたと言うのです。

もう1件は、生前相談を神宮寺でしたが、いざ身内が亡くなると突然の事で
別のお寺を頼んでしまったそうです。

そもそも葬儀から7・7日忌までは一つの流れです。
途中でお寺を変える事は良い事ではありません。

例えて言うなら、病気の治療途中に医者を変える事は普通しません。
そんな感じです。

そして、こんな事は導師として立ち会った僧侶が助言すべき事です。
それを怠っては、何をしに供養しているのかわかりません。
また、葬儀社も葬儀のプロなら、そう言った面のサポートをしてもしかるべきではないでしょうか。
この辺りが、葬式仏教などと言う卑下された言葉を生む原因になっているように感じます。

ちなみい、冒頭の2件は、1件はこちらの意向を汲んで頂き、もとの寺院に戻り、もう1件は神宮寺で行いました。


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Posted by リョウケイ at 11:18│Comments(0)法事
 
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