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2013年02月02日

スポーツ界における体罰問題について

こんばんは。巷では、全日本女子柔道監督の体罰問題がニュースを賑わしていますね。
少し前に、大阪の桜宮高校バスケ部員の自死事件が起きたばかり。
スポーツ界の体罰が大きな問題となっています。

そこで、私見です。
そもそも指導する者とされる者と間には、絶対的な力関係が存在します。
それは余程の事が無い限り、対等にはなりません。

ですから、指導者が指導方法に暴力を用いるなら、指導される者は避ける術はありません。
我慢すればいい。何故なら、それは愛のムチであって体罰とは違うと言う意見があります。

いえ、そんな事はありません。

選手の能力を伸ばしたり、成長を促す為に行っていると勘違いして、実は、自分の言いなりに選手を置きたいだけです。
小さな支配欲でしかありません。

愛のムチではなく、愛の無知です。
そこを履き違えている指導者と教え子は、たくさんいます。

今回の件で、どちらの指導者も社会的にも精神的にも大きなダメージを受けました。
しかし、彼らには、これまでの素晴らしい実績や卓越した指導法、優秀な教え子などサポートしてくれる環境をお持ちの筈です。
これから、彼らがどの様な更正の道を歩み、どの様にこの問題に取り組んで行くのかを注視して行きたいものです。



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Posted by リョウケイ at 00:20│Comments(0)法話
 
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