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2010年08月04日

四十九日忌と十月十日

台湾から帰ってきたら、2.5kgも太っていた良啓です。


さて、最近四十九日忌を早めに切り上げる遺族が続いたので、今日はこの話題。

四十九日忌を途中で終わりたい。
三・七日忌で四十九日忌法要をしたい。

と言われます。

そもそも、なんで死後二カ月近くも喪に服するのでしょうか?
実はこれ、成仏の準備なんです。

つまり、我々は息を引き取った瞬間に「ビュ~ン」と浄土に旅立つ訳ではなく、
中有(中陰)と言う世界で後生(グソー)への準備をします。
そして、四十九日目に中有を離れて、後生に渡るのです。

だから、途中で法要を打ち切るなんて、故人にとってひどい仕打ちです。

また、四十九日間は妊娠と同じだと思います。
胎児は十月十日間、胎内にいる事に意味があります。
精子と卵子が受精して、細胞分裂し、魚類から爬虫類、哺乳類、人へと進化して行く。
そのために必要な日数ですよね。
九ケ月では進化が間に合わないし、十一ケ月では羊水が濁ってしまいます。

それは、死後も同じです。
是非、これからは四十九日忌を早めに終わらせようなんて、思わないで下さい。


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Posted by リョウケイ at 15:42│Comments(0)法話
 
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